感謝

「感謝」の強みとは

「感謝」は自分を助けてくれていると感じたり、自分をうれしい気持ちになったりさせてくれる家族や友だちなどのはげましや応援(おうえん)に対して内側からわきあがってくる「ありがとう」という感情です。「感謝」の強みのある人は、「ありがとう」をたくさん見つけ、すなおに表現することができます。自分がどれだけ恵(めぐ)まれているかを常に実感し、自分の人生を前向きにとらえることができます。「感謝」の強みは、幸福感や生活の満足感に強く関係しています。

「感謝」の強みを活かすには…

「感謝」の気持ちをいだくと謙虚(けんきょ)になり、他の人に親切にしたいという気持ちが高まります。そのため、おたがいに気持ちが通じ合い、信じ合うようになり、人間関係が深まります。また、「親切心」「好奇心(こうきしん)」「希望」「熱中・熱意」などの徳性の強みを活かすことができるようになります。

「感謝」の強みのバランスをとろう

必要以上に「感謝」を伝えすぎてしまうと、「別にそこまで言ってもらわなくてもいいのに」と相手の心が離(はな)れてしまう場合もあります。また、感謝の気持ちをもちすぎてしまうと、あなたは現状に満足し、成長するために努力しなくなったり、意欲(いよく)を高めようとしなくなったりすることがあるので、気をつけましょう。

タスクに取り組もう

  • 家族や友だち、先生などの身近な人に感謝を伝えていますか? 自分の感謝の気持ちをカードやメールで送りましょう。または直接伝えてみましょう。あなたの感謝の気持ちは相手に伝わるはずです。
  • 自分自身に感謝しましょう。指や口、心臓(しんぞう)や脳(のう)など、自分自身を形づくっているものに感謝の気持ちを声にして伝えてみましょう。

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