愛情を示す相手は、親子、家族、友だち、恋愛(れんあい)の相手、ペットなどさまざまです。「愛情」は、理くつではなく、人や生きものを愛おしく思う心です。また、かれらからの愛を受け入れることです。愛されていることで安心感や自信、自分を大切に思う気持ちが生まれます。また、相手にも愛情を表すことにより、前向きな気持ちになり、おたがいの人間関係がいっそう深まります。
「愛情」の強みをもっている人は、日常生活の中で、相手をいつくしむ言葉や思いやりのある行動、愛情にあふれた表情で愛する気持ちを表すとともに、相手からの愛を受け入れます。愛情に裏打(うらう)ちされた人間関係が築かれていると、自分は大事な存在(そんざい)であることを実感し、自信につながります。
愛し愛される関係が理想ですが、愛情を出しすぎると、相手がプレッシャーを感じることもあります。その場合は、相手の状況(じょうきょう)をよく見て、愛情の表現を控(ひか)えめにするのもいいかもしれません。また、愛されずに傷(きず)つけられた経験があると、相手の愛情を受け入れたり、愛情を表現したりすることに臆病(おくびょう)になることもあります。
また、愛情を受け入れることができないと、愛情を表現できなくなってしまいます。