「誠実(せいじつ)さ」の強みをもつ人は、行動に裏表(うらおもて)がなく、自分の気持ちをいつわらずに一貫(いっかん)した行動をとっています。自分のまちがいを正直に認め(みとめ)、いつも約束を守るので、友だちから信頼(しんらい)され、たよりがいのある人と受け止められます。何か困(こま)ったことがあったら、「あの人に相談してみよう」と思われ、良い人間関係が自然と築かれます。
生活の中で誠実(せいじつ)さを発揮(はっき)すると、自分にとって大切なものや目標が見つかります。そして、自分の力で人生を切りひらいているような感覚をつかむことができるようになります。
あなたの誠実(せいじつ)さは、なんでも正直になることではありません。相手にいやな気持ちにさせないように本当のことを言わない方が良いこともあります。「共感する力」を発揮(はっき)して、自分の誠実(せいじつ)さを表現する方法を工夫しましょう。真実を伝えないときは、自分を守ろうとするためではなく、相手を思いやって、誠実(せいじつ)さの強みを活かしましょう。